ABU ROBOCON FESTIVALで1位をいただきました!

2020-12-14 瀬戸rc2020

ご報告

​ アジア地域の大学から21チームが参加した「ABU ROBOCON FESTIVAL」において、東京大学RoboTechは日本代表として参加し、1位をいただきました!

2005年大会の優勝以来となる15年ぶりのABU大会1位となります!

今年度の競技課題や機体については学ロボFESTIVALの記事で説明させていただきましたが、ここでも書かせていただきます。

今年度の競技課題「ROBO RUGBY」

今年は ABU 開催予定国だったフィジーの国民的競技であるラグビーを題材としており、パスロボット(以下 PR)とトライロボット(以下 TR)が連携してボールをパス、レシーブ、トライし、さらにいずれかのロボットがボールをキックするルールとなっています。

​ パス、レシーブ、トライ、キックにはそれぞれ得点が決まっており、試合終了時により得点が高いチームが勝利します。

​ PR は所定の位置にあるトライボールを TR に向かって投げ渡し、TR は受け取ったボールを所定の位置にトライします。各チームはトライを成功させた回数だけキックボールを申請することができます。ただし一度に申請できるキックボールは 3 個が上限となっています。

​ キックボールをゴールにキックするとキックした地点に応じた点数が獲得できます。キックの点数はパス、レシーブ、トライの点数に比べて 5 倍以上となっているので基本的により多くのキックを成功させたチームが勝利します。

​ また、トライボールは各チームに 5 個ずつ合計 10 個渡されているのに対して、キックボールは両チームで 7 個を共有することになっています。そのため相手チームより早く 4 回のトライと1回のキックをして、4 つのキックボールを確保することが勝利の重要な条件となります。 ​ ​

東京大学RoboTechの機体​とABUにおけるPR動画

robot

右がパスロボット「雅」、左がトライロボット「疾風」です。

​ 動画はこちらになります。是非ご覧ください!

​ 国内大会での動画はこちらの記事で紹介しております。

​ 9月に開催された代表選考会「オンライン!学ロボ FESTIVAL」からABU ROBOCON FESTIVALに向け、タイムの短縮に力を入れてきました。

マシンの加速度を上げ、経路も最適になるよう改良しました。トライロボットがトライする際に壁をキックする機構を追加し、経路の最後までスピードを保てるようにしています。

「ABU ROBOCON FESTIVAL」 の概要

「ABU ROBOCON FESTIVAL」は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて開催が中止となった「ABU ROBOCON」の代替となるイベントです。

ABU ROBOCON FESTIVALにはアジア地域の11の国と地域から 21 チームが参加し、各チームが自チームのロボットの紹介動画を公開しました。(公式サイトはこちら)

​ 参加チームは他校の動画を見て投票し合い、上位 5 校が表彰されました。

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2021年大会について

​ ABUの2021年大会は8月に中国で開催される予定です。

競技名は「Throwing Arrows into Pots」で「矢を壺に入れる」ことがテーマとなっています。 矢を壺に入れるのは中国のかつての成人儀式であり、2021年にABUが20周年を迎えることに合わせたものとなっております。

矢を投げるThrow Robotと、矢が壺に入るのを防ぐDefensive Robotがあり、用意された5つの壺に2本ずつ矢を入れることができれば勝利となります。詳細は動画をご覧ください。

相手チームに対して妨害をすることができるため、多様な作戦が考えられる競技となっています。

我々RoboTechも二連覇に向けて鋭意準備中です!

最後に

​ 今回、コロナ禍の厳しい状況においてもこのような結果を残せたのは皆様の応援のおかげです。

RoboTech 基金などでご支援いただいた皆様にもこの場を借りてお礼申し上げます.

​ 東京大学 RoboTech は来年の大会に向けても、一層精進してまいります。

​ 今後とも応援よろしくお願いします!


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